ウブドで再発見？街歩きのすすめ

インドネシアバリ島、ウブド。このウブド、実に面白い。ノマドにも有名なウブド。そのウブドの魅力を伝えていこう。

食

まずは食事だ。ウブドの料理はスパイスや調理方法も様々でグルメにも目が離せない。そんなウブド料理、ワルンと呼ばれている食堂で食事をすることをお勧めする。なぜかお分かりだろうか？地元民もよく利用するこのワルン。基本的には店前に並ぶおかずを選びごはんと共に提供する、というスタイルだ。

姿形を代え目の前に登場する美味しい料理。この上ない至福である。おかずの種類も豊富で、あれにしようか、いやこれがいいかな、と選ぶ楽しさにもウブドを感じていただきたい。

中にはこのような特製のスープ、ナシゴレン(チャーハン)、ミーゴレン(焼きそば)をいただけるワルンも存在する。

またワルンの他によく目にするのが、ベジタリアン向けや健康志向のレストランである。肉食から離れ生活をしている人々が多いのがこのウブドの特徴でもあろう。

ぶらり街歩きをしながら、ふらりと立ち寄り食事をしてみてはいかがだろうか。思いがけない出会いがそこに待っているだろう。

宿

ウブドにはゲストハウスやホームステイが数多く存在する。この２者の違いとしては、ゲストハウスは宿泊者がコミュニティーを形成し、ホームステイは家族の一員として滞在する点であろう。ホテルに宿泊しプライバシーを保つのもいいが、ウブドの家を感じるのも悪くないだろう。

その家庭にお邪魔するわけなので、ある程度のモラルやルールは守らなければならない。旅をして感じることは、相手へのリスペクトが非常に重要であるということ。

ホストの方や他の宿泊者との交流で広がる世界が多いことは魅力のひとつなのであろう。人により話す言語が様々で、２ヶ国語や３ヶ国語を話す人が中には存在する。私もバイリンガルで言葉を覚える大変さがあるが、その分伝わった時の喜びも大きい。私が日本語を話すことに何も違和感がなく過ごしていたが、第２言語を勉強するとその偉大さがわかる。感謝なくしては成長はないのであろう。

何より感じたのは、日本という国に対して皆興味があるということ。日本のアニメや食文化、自動車など日本らしさが特徴的とされるものは影響力が大きいのであろう。

彫刻美

街を歩いていると至るところで目にする彫刻という名の芸術。どのようなものなのか興味があるのではないだろうか？

その一部をご紹介する。

まず人間の手でこれだけの作品が造れることに驚いた。顔の表情で印象が決まることが多くあるが、その特徴をよくとらえている。またそれぞれのたたずまいにも注目していただきたい。左から座、次が中腰、最後に腰掛けだ。味が違って見えるだろう。彫刻を解析したに過ぎないが、そこにも面白さが湧き出てくるのである。私も彫刻にトライした経験があるが、これほどの作品は見たことがない。のめりこむと時間を忘れてしまいそうになるのである。

街を歩くだけでも感性を磨かれるウブド。この魅力あるウブドで旅のヒントを得ていくのであった。