幻想的なタングドラムとその魅力

朝

今日の私の朝は少し遅く９時を回ろうとしていた。近くの屋台で朝食を調達し宿に戻り、反眠りの状態で食べていた。サラダが11,000IDR ライスとチキン細切りがセットで9,000IDR。なんと豪華な食事であるか。朝食を食べ終わるころには目も覚め、美しいガムランの音楽が耳に入ってきた。オーケストラのようなきれいなリラックスできる音楽。今日の始まりにはピッタリの音である。

本日の目的地はウブドにあるDrumfactory Bali。

Drumfactory Bali

バイクタクシーを使い目的地まで移動。ホンダにまたがり日本の技術を再確認した。文明を築いてきた日本人の魂の鼓動である。渋滞にもつかまることもなく無事に目的地にたどり着いた。

店前に並ぶジャンベ達。この音に魅せられてジャンベに入り込んだ時期もあったが、今回は違う楽器をチョイス。店内にはハンドドラムやギター、ディジュリドゥなど数多くの楽器が立ち並ぶ。実際に演奏できるため楽器好きにはかなりおすすめの場所。

amazonで商品を見る

その選んだ楽器がタングドラムと呼ばれる楽器で、幻想的な音色が特徴的。音階がドレミファソラシドとあり、音の残りも大きくヒーリング効果も期待される今最も熱い楽器である。ストレス社会と戦う戦士達の心に響く演奏を可能にする、そんな可能性すらも感じさせる存在だ。十二分にこの楽器の音を奏でるのは容易ではない。テクニックではどうすることもできない次元への進化を、私は感じていくのであった。経験と知識それをも超えていく覚悟はあなたにはあるだろうか。まだみぬ世界に飛び込むのは勇気がいることだが、その先の景色は素晴らしいものである。

この機会に音楽の素晴らしさを改めて感じることができた。自分の演奏ができればこの上ない幸せである。行きたい場所や物、人を選べるということが贅沢でもあり、自分の成長の証なのであろう。毎日少しずつの努力が実を結び、花を咲かせることに繋がっていくことは人生の大きな醍醐味なのでしょう。わかる人にはわかる世界があることは、とても素晴らしいことなのです。