バンコク旅行を計画する際、最も重要なのが「いつ行くか」という季節選びです。熱帯モンスーン気候のバンコクは、日本とは全く異なる気候パターンを持ち、季節によって旅の快適さが大きく変わります。
私は10年以上バンコクを訪れており、乾季の爽やかな気候も、暑季の厳しい暑さも、雨季のスコールも経験してきました。この記事では、実際の体験に基づいて、バンコクの気候の特徴、月別の天気、そしてあなたに最適な旅行シーズンの選び方をお伝えします。
バンコクの気候の基本
バンコクは熱帯モンスーン気候に属し、年間を通じて高温多湿です。年間平均気温は28℃前後で、日本のような四季はありませんが、明確な3つの季節があります。
📊 バンコクの気候データ(年間平均)
- 年間平均気温 28.6℃
- 年間降水量 約1,500mm
- 最高気温 4月(平均35℃)
- 最も涼しい月 12月(平均26℃)
- 最も雨が多い月 9月
バンコクの3つの季節
🌤️乾季(11月〜2月)- ベストシーズン
気候の特徴
- 気温:25〜32℃(朝晩は23℃まで下がることも)
- 降水量:月間20〜50mm(ほとんど雨が降らない)
- 湿度:60〜70%(バンコクとしては低め)
- 日照時間:長く、晴天の日が続く
メリット
- ✓ 快適な気候:朝晩は涼しく、日中も風が心地よい
- ✓ 雨の心配がほぼない:傘不要で観光に集中できる
- ✓ 写真映え:青空が続き、寺院や建物が美しく撮れる
- ✓ 屋外観光に最適:水上マーケットやチャオプラヤ川クルーズも快適
デメリット
- ! ハイシーズン:ホテルやフライトが高く、早めの予約が必須
- ! 観光地が混雑:特に有名寺院は観光客で賑わう
- ! 朝晩の寒暖差:薄手の羽織物が必要
👕服装アドバイス
日中は半袖Tシャツとショートパンツ、サンダルで十分ですが、朝晩やエアコンの効いた室内用に薄手のカーディガンやストールを持参しましょう。寺院参拝用に長ズボンやロングスカート、肩を覆える上着も忘れずに。
🔥暑季(3月〜5月)- 最も暑い時期
気候の特徴
- 気温:28〜38℃(体感温度は40℃超えも)
- 降水量:月間60〜150mm(雨季前の雷雨が増える)
- 湿度:70〜80%(蒸し暑さが厳しい)
- 日照時間:強烈な日差しが照りつける
メリット
- ✓ ローシーズン料金:ホテルやツアーが比較的安い
- ✓ 4月のソンクラーン:水かけ祭りを体験できる
- ✓ マンゴーが旬:絶品のマンゴースイーツを堪能できる
デメリット
- ! 厳しい暑さ:屋外観光は体力を消耗する
- ! 熱中症リスク:こまめな水分補給と休憩が必須
- ! 日焼け:強烈な紫外線対策が必要
👕服装アドバイス
通気性の良い薄手の服、帽子、サングラスは必須です。日焼け止めはSPF50+を持参し、こまめに塗り直しましょう。午前中や夕方以降の観光を中心にスケジュールを組み、日中はショッピングモールや博物館など屋内施設で過ごすのがおすすめです。
🌧️雨季(6月〜10月)- スコールの季節
気候の特徴
- 気温:26〜33℃(暑季より若干低め)
- 降水量:月間150〜300mm(9月がピーク)
- 湿度:75〜85%(非常に高い)
- 雨の降り方:1〜2時間の激しいスコールが1日1〜2回
メリット
- ✓ 最も安い時期:ホテルやフライトが大幅に割引
- ✓ 観光地が空いている:有名寺院もゆっくり見学できる
- ✓ 緑が美しい:雨で洗われた街並みが鮮やか
- ✓ スコール後は涼しい:雨上がりの清涼感が心地よい
デメリット
- ! 突然の大雨:外出中にスコールに遭遇する可能性
- ! 洪水リスク:低地や旧市街で冠水することも
- ! 高湿度:カメラやスマホの結露に注意
- ! 交通渋滞:雨で道路が混雑しやすい
💡雨季の楽しみ方
実は雨季は「避けるべき」季節ではありません。スコールは午後から夕方に集中することが多いため、午前中に観光を済ませ、雨が降り始めたらカフェやショッピングモールで休憩するスタイルが快適です。雨上がりの夕暮れ時は空気が澄んで、美しい夕焼けが見られることも。
👕服装アドバイス
速乾性のある服、折りたたみ傘、防水バッグは必携です。サンダルは濡れても問題ないビーチサンダルがおすすめ。雨に濡れた後の冷房対策に、薄手の羽織物も持参しましょう。
雨季のスコールは1〜2時間で止むことがほとんど(クリックで拡大)
月別気候カレンダー
各月の特徴を一覧にまとめました。旅行時期を決める際の参考にしてください。
💡 月別補足情報
- 1月:最も過ごしやすい月。年末年始は混雑必至
- 2月:乾季のベスト。中国正月時期は中華街が賑わう
- 3月:暑さが増してくるが、まだ観光可能
- 4月:最も暑い月。ソンクラーン(水かけ祭り)開催
- 6〜8月:雨季だが観光は可能。価格も手頃
- 9月:最も雨が多い月。洪水リスクに注意
- 11月:乾季の始まり。ロイクラトン祭り開催
- 12月:年末年始は混雑するが気候は最高
目的別おすすめシーズン
旅の目的によって、最適なシーズンは変わります。以下を参考に、あなたに合った時期を選びましょう。
🏯 寺院観光重視なら「11月〜2月」
ワットポー、ワットアルン、ワットプラケオなどの有名寺院をじっくり見学したい方は、乾季がベストです。青空の下で寺院の美しさが際立ち、写真撮影にも最適。朝晩は涼しいため、早朝の托鉢見学も快適に楽しめます。
おすすめポイント:長時間の屋外観光でも疲れにくい、雨の心配がない、写真映えする
💰 予算重視なら「6月〜9月」
ホテルやフライトを安く抑えたい方は、雨季がおすすめです。ハイシーズンの半額以下で宿泊できることも。スコールは午後に集中するため、午前中観光→午後はカフェやマッサージというスタイルなら快適に過ごせます。
おすすめポイント:宿泊費が安い、観光地が空いている、スコール後の清涼感が心地よい
📸 写真撮影重視なら「12月〜1月」
インスタ映えする写真を撮りたい方は、乾季のピークがベスト。晴天率が高く、チャオプラヤ川や寺院の黄金色が美しく映えます。夕暮れ時の撮影も、雨の心配なく計画できます。
おすすめポイント:青空率が高い、光の条件が良い、夕暮れ撮影も安心
🏃 短期滞在なら「11月〜2月」
2〜3日の短期滞在の場合、天候リスクを避けたいため乾季がおすすめです。限られた時間を有効に使え、雨でプランが狂う心配もありません。ただし、年末年始やGWなどの連休は避けた方が無難です。
おすすめポイント:天候が安定、効率的に観光できる、計画通りに行動できる
🍽️ グルメ重視なら「通年OK」
バンコクのグルメは年間を通じて楽しめます。屋台やレストランは屋根付きが多く、雨季でも問題ありません。むしろ雨季は観光客が少なく、人気店も比較的入りやすいメリットがあります。4月はマンゴーの旬なので、マンゴースイーツ好きには特におすすめです。
おすすめポイント:季節を問わず美味しい、雨季は店が空いている、季節のフルーツが楽しめる
季節別服装・持ち物ガイド
バンコク旅行を快適に過ごすための服装と持ち物を、季節ごとに詳しく解説します。
🌤️乾季(11月〜2月)
👕 基本の服装
- 日中:半袖Tシャツ、ショートパンツ、サンダル
- 朝晩:薄手の長袖シャツ、カーディガン
- 寺院用:長ズボン/ロングスカート、肩を覆える上着
🎒 必須アイテム
- 帽子、サングラス
- 日焼け止め(SPF30以上)
- 薄手のストール(日除け・冷房対策)
- 歩きやすいサンダル
🔥暑季(3月〜5月)
👕 基本の服装
- 通気性の良い薄手の服(麻素材など)
- 明るい色の服(熱を吸収しにくい)
- ビーチサンダル、通気性の良いスニーカー
🎒 必須アイテム
- つば広の帽子
- 日焼け止め(SPF50+、こまめに塗り直す)
- 水筒(熱中症対策)
- 冷却スプレー、汗拭きシート
- サングラス(UV100%カット)
🌧️雨季(6月〜10月)
👕 基本の服装
- 速乾性のある服(ポリエステル素材など)
- 濡れても良いビーチサンダル
- 薄手の羽織物(雨後の冷房対策)
🎒 必須アイテム
- 折りたたみ傘(コンパクトで軽量なもの)
- 防水バッグ、ジップロック(スマホ・貴重品用)
- 替えの靴下(濡れた時用)
- タオル(汗拭き・雨拭き兼用)
🏛️寺院参拝時の注意点
バンコクの主要寺院(ワットプラケオ、ワットポー、ワットアルンなど)では、肌の露出が多い服装での入場が禁止されています。以下の服装は避けましょう。
- ショートパンツ、ミニスカート(膝上)
- タンクトップ、キャミソール、オフショルダー
- 破れたジーンズ、シースルー素材
- サンダル(寺院によっては脱ぐ必要あり)
まとめ:バンコク旅行の季節選びのポイント
バンコクは季節によって全く異なる顔を見せる魅力的な都市です。どの季節にもそれぞれの良さがあり、旅の目的に合わせて最適な時期を選ぶことが重要です。
🎯 季節選びの決め手
- 快適さ重視:11月〜2月の乾季(最高の気候)
- 価格重視:6月〜9月の雨季(半額以下のホテルも)
- 写真撮影重視:12月〜1月(晴天率が高い)
- 初めてのバンコク:11月〜2月(天候リスクが低い)
私自身、乾季の快適さも雨季のコスパの良さも両方経験してきましたが、どちらも違った魅力があります。あなたの旅のスタイルに合わせて、最適な季節を選んでください。素晴らしいバンコク旅行になることを願っています!
よくある質問(FAQ)
Q1. バンコクのベストシーズンはいつですか?
A. 気候の快適さを重視するなら、11月〜2月の乾季がベストシーズンです。降雨が少なく気温も過ごしやすく、観光に最適な条件が揃っています。ただし、この時期はホテルやフライトが高めなので、予算を抑えたい方は雨季(6月〜9月)もおすすめです。
Q2. 雨季のバンコクは観光できますか?
A. はい、十分観光できます。雨季と言っても一日中雨が降り続くわけではなく、1〜2時間のスコールが午後に降る程度です。午前中に観光を済ませ、雨が降り始めたらカフェやショッピングモールで過ごすスタイルなら快適です。また、ホテル代が安く、観光地も空いているメリットがあります。
Q3. 4月のソンクラーン(水かけ祭り)の時期は避けるべきですか?
A. タイ最大の祭りを体験したい方にはむしろおすすめです。ただし、気温が最も高い時期で、街中で水をかけられる可能性があるため、電子機器の防水対策は必須です。祭りに参加したくない場合は、ショッピングモールなど屋内施設中心の観光がおすすめです。
Q4. バンコクで最も暑い月はいつですか?
A. 4月が最も暑く、平均最高気温は35℃、体感温度は40℃を超えることもあります。3月〜5月の暑季は熱中症のリスクが高いため、こまめな水分補給と休憩が必須です。早朝や夕方以降の観光を中心にスケジュールを組むことをおすすめします。
Q5. 乾季でも雨は降りますか?
A. 乾季(11月〜2月)でも、まれに雨が降ることはあります。ただし、月間降水量は20〜50mm程度で、長時間降り続くことはほとんどありません。念のため折りたたみ傘を持参すると安心ですが、基本的には雨の心配なく観光できます。
📌 タイ観光の公式情報
最新の気象情報、イベント情報については、タイ国政府観光庁の公式サイトをご確認ください。日本語サイトで、季節ごとのイベントや最新情報が掲載されています。
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